「金正男」不法入国事件 異母弟による陰謀説浮上
北朝鮮の金正日総書記の長男「金正男」氏が偽造旅券で不法入国しようとした事件の背景には、同総書記の後継者問題をめぐって二男一派が長男の追い落としを狙った陰謀が絡んでいるとの説が流れている。 北朝鮮情勢に詳しい在京外交筋によると、二男である異母弟の金正哲氏は、今年一月の金総書記訪中に正男氏が同行した…
View Article骨肉の争いを続けるフセイン大統領の息子たち
フセイン・イラク大統領の長男ウダイ氏と二男のクサイ氏が後継者の地位をめぐって“骨肉の争い”を演じているとの情報が流れている。カイロとバグダッドの外交筋が明らかにしたもので、両者の権力闘争は、五月にクサイ氏がイラクの支配政党であるバース党の指導部入りしたのをきっかけに本格化し始めたといわれる。 ク…
View Articleマハティール首相が語る辞任表明の真意
「一年前から辞任を考えていた……」。滞在中のバンコクでマハティール首相はそう言った。突然の辞任表明に揺れるマレーシアの政治情勢を首相と親交の深いジャーナリストが報告する。[バンコク発]六月二十二日、マレーシアのマハティール首相(七六)は、自らが率いる与党「統一マレー国民組織」(UMNO)の年次総会…
View Article金正日後継に躍り出た「金ヒョン」という男
北朝鮮の報道機関でこのところ、故・金日成主席、金正日労働党総書記に続く「新しい星」が誕生したとの論評が出ており、「金王朝」三代目の台頭かとの憶測を呼んでいる。 朝鮮総連関係者の間でささやかれている有力後継候補は、「金ヒョン」という無名の人物。年齢は今年で三十歳とされ、最近、朝鮮労働党の宣伝部門責…
View Article【ブックハンティング】 「実力」で指導者を選ばねば国も組織も必ず滅びる
「ローマ人の物語」は、まるで大河小説である。膨大な史料から集めた情報によって壮大な歴史空間を再現する。司馬遼太郎作品がそうであるように、登場人物はいまに通じる。だから多くの読者は、そこに現代日本を読み取ろうとする。十一巻目の本書は、ローマの「終わりの始まり」に入る。日本のいまを憂う読者には最も読み…
View Articleエコノミスト誌百六十周年特集号が語るもの
「企業を設立することがなぜ有利かという主要な理由は、価格メカニズムを利用するための費用が存在する、ということにあるように思われる」(ロナルド・コース『企業の本質』) * 今年で創刊百六十周年を迎えた英国のエコノミスト誌は、六月二十八日号で「資本主義と民主主義」という示唆に富む特集を組んでい…
View Article仏政界の暴れん坊ニコラ・サルコジの実力
[パリ発]フランス政界に波風が立ち始めた。二年前、シラク大統領が再選され、直後の総選挙で保守勢力が圧勝し、万全な政治基盤のはずなのに、なぜか足元がぐらついている。 原因の一つに保守勢力に波紋を呼ぶ内相ニコラ・サルコジ(四九)の挑発的な言動がある。その発言には保守の総帥シラク大統領に向けたチャレンジ…
View Articleプーチンの後釜を狙う後継者たちの顔ぶれ
[モスクワ発]「政権の後継者像を既に描いている。誠実で、国民に奉仕することを望み、能力的にそれが可能な人物だ」。三月十四日のロシア大統領選で七一%の得票で圧勝したプーチン大統領は、当確後の記者会見でこう明言し、二期で退陣する意向を示唆した。 ロシア憲法は大統領の三選を禁止しており、プーチン氏自身も…
View Article名門フィアット社危うし 発言力を強める銀行団の意向は
イタリア自動車大手フィアットの創業者一族のリーダー、ウンベルト・アニェリ会長(享年六十九)が五月二十七日に癌で死去した。後継者難に苦しむ創業者一族は、辣腕で鳴らすグループ傘下のスポーツ車メーカー、フェラーリのルカ・モンテゼモロ会長を新会長に指名して急場を凌いだが、フィアットを財政支援する伊銀行団…
View Articleレーガンの後継者
「強いアメリカ」を再生させ、冷戦勝利につなげたロナルド・レーガン元大統領の死を、全米が悲しみ、喪失感を強めている。 国葬前後、米国のテレビは連日追悼番組を流し、大統領選挙戦も一時休戦。議会はレーガン氏を10ドル札の顔にすることを検討し、各地で「レーガン通り」「レーガン広場」と改称する動きも伝えられ…
View Articleカダフィ後継に急浮上した「二男」
リビアのカダフィ大佐の二男(二番目の夫人の長男)、セイフ・アル・イスラーム・カダフィ氏(三二)の“大胆な発言”に注目が集まっている。十月中旬に首都トリポリで開かれたセミナーで同氏は、カダフィ大佐の了解が不可欠なはずの重要政策にまで言及。後継者として一気に有力視され始めた。 セイフ氏を後継者とする…
View Article民放そこのけ、宇野康秀が目指す「ネット放送局」
テレビ界にとっては堀江ライブドアよりも恐い存在かもしれない。コンテンツ企業を傘下に収め、ブロードバンド「放送」に乗り出す宇野の視線の先には――「宇野でございます。今日は新しいメディアがこれからスタートするという中で、最もふさわしい方をお迎えできました」 四月二十五日に本放送を開始した無料ブロードバ…
View Article「二〇〇八年プーチン後継」に急浮上した若き腹心の名
ロシアのプーチン大統領が九月末のテレビ会見で、二〇〇八年の退陣を確認し、大統領の三選を禁ずる憲法の改正を明確に否定したことで、モスクワでは後継者論議が始まった。政治学者の間で有力視されているのが、ドミトリー・コザク南部連邦管区大統領全権代表だ。 コザク氏は現在四十六歳で、大統領と同じレニングラー…
View Article「求む後継者」りそな会長・細谷英二の探しもの
ようやく公的資金返済の“入口”にたどり着きそうなりそなグループ。だが、組織の中は問題だらけで――。「銀行を良くするために、あなたの力を貸して頂けませんか」 メガバンクを執行役員で退職したA氏のもとにこんな話が舞い込んできたのは、昨年のこと。ヘッドハンターとして足を運んできたのは、六月二十七日に就任…
View Article後継大統領が必死に捜す「ニヤゾフの財宝」
中央アジアの北朝鮮と呼ばれる閉鎖国家トルクメニスタンで、昨年十二月に死去した独裁者ニヤゾフ大統領の後継者となったベルドイムハメドフ大統領が、前任者の莫大な隠し資産の捜索に躍起となっている。 ニヤゾフは世界有数の天然ガス資源や伝統の綿花栽培などを自ら統制、海外輸出から得た利益の一部を個人資産に取り…
View Articleドン・プーチンとマイケル・メドベージェフ
ロシアのプーチン大統領(55)によるドミトリー・メドベージェフ第一副首相(42)の後継指名劇を見て、フランシス・コッポラ監督の映画「ゴッドファーザー」を思い出した。 シチリア・マフィアのボス、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)は、武闘派の長男らを避け、聡明で堅気の末弟マイケル(アル・パチー…
View Article休暇中も監視されるメドベージェフの「覚醒」はいつか
[モスクワ発]ロシアでは三月二日、プーチン大統領(五五)が後継者に指名したドミトリー・メドベージェフ第一副首相(四二)が、七〇%以上の圧倒的な得票率で新大統領に選出された。今年五月には、首相への就任を予定するプーチン氏とともにロシア史上極めて異例な「二頭体制」へと踏み出すが、実態は「プーチン氏の傀…
View Article「時間」を味方にできなくなった金正日の焦り
状況は一変した。時間を稼ぎ、相手をじらす――そんな北朝鮮の交渉戦術は使用不能に。そこを見据えるべきだ。 金正日総書記の「写真統治」が続いている。 北朝鮮の公式メディアは、十月四日から十二月十二日までの間に、十一回にわたって金総書記の現地指導を報じた。いずれもスチール写真で、左手の麻痺の可能性を指摘…
View Article「最大の後ろ楯」中国の見る北朝鮮後継者レース
「昨年、交通事故に遭いひどい傷を負ったそうです」――北京の消息筋は、北朝鮮の金正日総書記の後継に三男・金正雲が内定したとの韓国発報道が相次いでいるのに疑問を呈する。事故の時期や負傷程度などは不明だが、後遺症が残り「後継者にできる体調ではない」と中国は判断しているという。 二〇〇五年十月、中国の胡錦…
View Article「二段階世襲」を目指す金正日の焦り
北朝鮮は四月五日、「人工衛星」と称して長距離弾道ミサイルを発射。九日に最高人民会議第十二期第一回会議を開催し、金正日総書記を国防委員長に三選、金正日体制の第三期をスタートさせた。 金総書記の動画が公開されたが、左手などの動きが不自然で、昨年夏に脳卒中などに襲われたのが事実であることを示唆した。歩…
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